知っておくべきこと

お米

毒素を無毒化

白米は玄米から糠である胚芽と外皮を取り除いたものですが、日本では江戸時代あたりまでは玄米が普通に食べられていました。白米に精米してから食べることが一般的になるとビタミンB1の摂取を玄米に頼っていた日本人には脚気が蔓延することになってしまいました。玄米には日本人にとって欠かせない栄養素がたくさん含まれていることがわかり、玄米の良さが見直され、最近の健康志向の進展から玄米食の人気があがってきています。玄米は体によいとされていますが、しっかりと知識を持って食べなければ実は毒素もあることを知っておかなければいけません。玄米にはフィチン酸が含まれていて、キレート効果によって体内のミネラルが排出されてしまうとされてきました。古くはフィチン酸はキレート効果を起こす物質として毒素扱いされていて、たくさん含まれているミネラルも体外に流れ出してしまうとされてきました。しかし、実際にはキレート効果を起こす物質はフィチン酸ではなくフィチンなので、ミネラルが流れ出ることはありません。フィチン酸の一部がフィチンとなっている可能性はありますが、それでもごくわずかで玄米の豊富なミネラルが失われることはありません。玄米はしっかり水につけてから食べなければ固くて食べられないと昔から伝わっていますが、これは固さを取り除くだけでなく、アブシジン酸を無毒化するためにも重要です。アブシシン酸は発がん性物質のひとつとされていますが、1日水につけておけば無毒となります。